出会い系サイトにおいて良く「サクラ」という言葉を聞くと思う。
そして「業者」という言葉もよく聞くだろう。

このサクラと業者、混合しすぎて同じモノだと思っている人も多いかと思う。
別物だと理解していてもよくその違いが判らない人も居るかとも思う。

サクラと業者の違いって何なのだろうか？


サクラとは、実態の無い架空のユーザーの事。
出会い系サイトの運営がバイトで雇っている人がせっせとユーザーのフリをしていたり、
プログラムでしこまれたbotだったり様々だが、
目的としては
・ユーザーをサイトに引き止める事
・ポイントを吸い上げる事
が多い。

どういうことかというと、
出会い系サイトに登録しても、ロクに女の子とメールができなかったり、会うことができなくて、
「なんだ、出会い系サイトなんて全然会えないじゃん」と退会してしまう人が多い。

これでは出会い系サイト側としてはよくない流れである。
会員数は出会い系サイトにとっては命同然のものだからだ。
したがって、いかにも女の子と仲良くなれますよ、というアピールの為に、架空の女の子ユーザーを仕掛ける。
中身はただのオッサンかもしれないが、
表面上（サイト上）は女の子と仲良くなれた気がするので、退会しようか迷っているような人でも引き止める事ができる。

サイト上ではやたら仲良くなれるのに一向に会えないのがサクラの特徴だ。

もうひとつの目的としては、
「ポイントを消費させたい」という所だろう。

ポイント制の出会い系サイトとしては、ポイントをじゃんじゃん使ってじゃんじゃん買って欲しいわけだ。
でもサイト内で行動してくれないとポイントが消化されず、出会い系サイトとしての売り上げも上がらない。
そこでまたサクラの登場ですよ。

いかにも会えそうな雰囲気を醸し出した女性ユーザーを装った架空ユーザーをけしかけ、
ポイントを消費させようというのだ。

悪質なものになると、
数週間、数か月と引っ張るだけ引っ張り、できるだけサイトに課金させようとしてきたりもする。


以上がおおまかなサクラの役割。
基本的に運営側がサイトやユーザーを盛り上げるために用意した黒子的な存在である。

一方業者は、運営が用意したものではない。
まったくその出会い系サイトと関係無い人が、その出会い系サイトで金儲けや色々な企てをしようとしている行為を指す。
会社単位や組織で動いているものや、単独で一人で行っている者もいると思うが、それらすべてを指して「業者」と呼ぶ。

いわゆる出会い目的以外の理由でサイト内で何かしようとしている人達と考えてもらって構わない。

業者の目的は様々だ。

・サイト内で知り合った人にURLを送り付けそこから別のサイトに誘導
・架空請求詐欺
・売春管理・美人局など
・風俗やキャバクラやAVのスカウティング
が主な所だろうか。

このように業者は、出会い系サイト側からも一般ユーザーからも迷惑極まりない存在として忌み嫌われている。
見つけ次第どんどん運営に通報して処理してもらうのが吉。
しっかり強制退会などの措置をすぐさまとってくれる出会い系サイトは運営がしっかりしてて質が高いサイトとも言える。

もちろんだが、優良サイトほど業者が少ない、もちろんサクラも少ない。
優良サイトほどサクラを仕込まない。
サクラを仕込んで悪評が立ってしまえば長い目で見て損な事を知っているからだ。
優良サイトほど業者を野放しにしておかない。
自分らの売り上げが減ってしまうからだ。

このように
「サクラ」と「業者」は似て非なるものであるが、役割が違う。
そして結論としてはどちらも悪い事であり、どちらもいらない存在であるという事だ。

できるだけサクラや業者が少ない（居ない）サイトを見つけて出会いライフを満喫しよう。

• Category：誰にも聞けない話
• Created 2015/05/29
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