LINEやメールでは盛り上がるのに実際に会うと盛り上がらない理由

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ネットでの出会いやリアルの出会いに関わらず、
LINEやメールでは会話も弾むしめちゃくちゃ盛り上がるのに、いざ実際にデートしてみると沈黙が多く会話も弾まず、盛り上がらない事がある。

盛り上げよう盛り上げようと思っても空回りするし、
何の話題を振ればいいのか悩んでるうちに沈黙も増えてしまうし、
やっと喋れたと思っても「今日いい天気だね」みたいなしょーもない話題。
終いには「○○君ってメールだとテンション高いけど会うと全然喋らないよね」などと言われたりする。

「自分はLINEやメールでしか会話を回せないダメなやつなんだ・・・」と凹んでしまうこともあるかもしれないが、
なぜ文字のやり取りと実際に会った時でこんなにも盛り上がりに差が出てしまうのか？

「対面会話の経験不足だ」と言ってしまえばそれまでの話になってしまうが、
対面会話の経験をたくさん積んだとしても、
やはり文字会話と対面会話の垣根を壊すまでには至らないだろう。

経験を積むだけでは抜本的な解決策にはならない事が多い。
（もちろん経験を積むにこしたことはないが・・・）

文字と対面で差がでるのは、
「間」や「テンション」の要素が強い。

いくらでも返信内容を熟考したり添削できるLINEやメールと違い、対面ではちょっとした間の遅れやズレ、沈黙などが会話の盛り下がりを引き起こす。

メールなどでは、いくらでも時間をかけて文章を考えられるので、
「こういう事を言っておけばテンション高い人だと思ってもらえる」
「もうちょっと面白くて盛り上がる切り返しが無いかな」
「こういう質問をしてみよう　どうやって聞いたらスムーズだろうか」
などといくらでも「テンションや間の偽装」ができてしまう。

例えば、
実際にはテンションが高くない時でも、無理してメール上で盛り上げたり演じてたりすると、
「返信を考える癖」がついてしまい、実際に会って会話している時も返答する前に無意識に「考えてしまう」事が増えて結果沈黙したり、間がズレてしまう。
口で言葉に出すより先に考えてしまう事でどんどん口数が減っていってしまう。

特にLINEやメールで常に面白い事ばかり言ってたりすると、
対面している時に「面白い事言わないと」という精神状態になり更にプレッシャーがかかるだろう。
そして面白い事が言えなかった場合、「メールだと面白いのに」という烙印を押される。

このような状態で対話の経験を積んで、仮に結構喋られるようになったとしても、
やはりメールの時の人格と実際に会っている時の人格で差が出てしまってはやはり相手に違和感を持たれてしまう可能性が高い。

ではこのような事態を防ぐにはどうしたらいいのだろうか？

・デート前は電話で会話するようにする
　5分でも10分でもいいから実際に会話して相手との「間」に慣れておく。
　メールしかしてない状態でいきなり会って話すのは難易度が高い。
　対話スキルを伸ばしたとしても、相手との「間」が合わなければ結局盛り上がらない。
　つまりは相手の「間」に合わせる事が一番の対処法である。

・LINEやメールで無理をしない
　無理してハイテンションを装ったり盛り上げる必要はない。
　たまにあえて盛り上がらない会話も混ぜたりすることで、実際に会って会話する際も、
　適度にリラックスした状態で話せる。
　そうする事で実際に会った時にギャップが出にくくなる。

・文章はできるだけ短く簡素を心がける
　長ったらしくずらずらと文字数が増えないように気を付ける。
　普段使わないような、文章特有の言い回しなどを使用しないように気を付ける。
　たまに文章だといきなり口調が変わったり、難しい単語を使う人がいるが、これもギャップを生みやすいので気を付ける。
　できるだけ会話調が〇。

それでも自信が無い場合は・・・
・あまり会話が必要ないデートコースを選ぶ
　食事やドライブでは会話がかなり重要なファクターを占めるので、
　遊園地や映画やスポーツなど、あまり喋らなくて良いデートコースを選ぶのが無難かもしれない。
　酔うと喋れるというような人は酒の力に頼るのももちろんアリ。

要するにメール上と実際に会った時のギャップをどれだけ小さくできるかが肝になる。
巧くいかない人ほどデート前のメールで色々頑張りすぎてギャップが大きくなっているように感じる。
もちろんギャップも良い方向で使えるなら良い武器になるのだが、悪い方向に出てしまっては目も当てられない。

基本的にはギャップが出ないような振る舞いにしておくのが吉と言える。